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【経営戦略】SDGsウォッシュの企業リスク 何に取り組めばウォッシュではないか
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SDGsを経営戦略に取り入れる前にSDGsウォッシュの意味とリスクを知っておこう
SDGsを経営戦略に取り入れてもSDGsウォッシュに陥ってしまえば、企業にとって損失となる可能性が高いので十分ご注意ください。
こちらではSDGsコンサルティングを行っているEMIELD株式会社が、SDGsウォッシュの意味とリスクをご紹介いたします。
【経営戦略】SDGsウォッシュとは何?
SDGsウォッシュとは、簡単にいうと「SDGsが表面的な取り組みで終わってしまうこと」を意味します。
こちらでは、SDGsウォッシュという言葉ができた経緯と具体例、デメリットなどをご紹介いたします。
◇語源は「グリーンウォッシュ」
環境の「グリーン」とごまかしの「ホワイトウォッシュ」を合わせた造語であり、「環境に配慮しているように見えるだけで消費者に誤解を与えるエコ活動」を意味します。つまり、SDGsウォッシュとは、「SDGsに取り組んでいるようでそれほど効果がない、表面的な活動」の意味になるのです。

実際Ethical CorporationのレポートではSDGsに取り組んでいると発表した企業のうち、ビジネスにしっかりと落とし込まれている企業はわずか12%であったという結果も出ています。
◇具体例
SDGsウォッシュとみなされる行為として、以下の5つがあります。
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認識不足:対応すべき社会課題を認識できておらず、取り組みに至っていない
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取り組み不足:対応すべき社会課題に取り組んでいるが、取り組み水準が十分でない
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開示不足:取り組みは行っているものの、必要十分な情報を開示できていない
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負の誘発:特定の社会課題に対する取り組みにより別の社会課題を悪化させる
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言行不一致:特定の社会課題に取り組むが、別の取り組みではその社会問題を悪化させる
SDGsウォッシュの具体例を見ていきましょう。
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すでに行っている事業をSDGsと結びつけ、HP上にSDGsのゴールを入れて参加しているとアピールするが、社会課題起点で新しい取り組みをしていない
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具体的な取り組みをしていないのに、SDGsの取り組みをはじめたような広告を行う
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SDGsの目標に沿った取り組みをはじめたが、その一方ではSDGsの目標に反するビジネスを展開している
実際に、ファストファッション業界大手の「ユニクロ」は、海外工場で強制労働の実態があったことが消費者の不信感を募り、不買運動につながりました。
◇取り組みは慎重に
SDGsには法的拘束力はありません。SDGsはビジネスチャンスにつなげられることも事実ですが、取り組みが表面的な活動で終わってしまう可能性もあるので、SDGsに参加する場合は社会課題起点で何ができるかについて、社内で慎重に検討することがとても重要です。
SDGsウォッシュにはどのような企業リスクがあるのか
SDGsウォッシュを指摘されることで、主に以下のようなリスクが発生します。
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企業イメージの低下による業績低下
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不買運動が起きる可能性がある
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投資家からの評価低下によって資金調達が困難になる
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金融機関からの融資ストップ
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社員の内部告発
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社員のモチベーション低下や退職
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ソーシャルメディアでネガティブ情報の拡散
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パートナーシップ企業との契約破棄

SDGsを掲げているにも関わらず、実態が伴っていないことが明らかになれば、企業は信用を失います。消費者に対して悪いイメージを持たれてしまうだけではなく、取引先や金融機関、従業員にまで広がり、経営が難しくなるケースもあります。
中には、意図せずSDGsウォッシュになってしまう企業も多くあります。単にSDGsを掲げ、既存の事業にSDGsを紐付けたりしただけでは、SDGsに取り組んでいるとはいえません。SDGsウォッシュを避けるためには、表面的に広報部門だけで取り組むのではなく、全社でSDGsに取り組むプロジェクトの存在が重要です。
SDGsの取り組みをウォッシュで終わらせないためにぜひご相談ください
SDGsウォッシュに陥ると企業のイメージが低下し、消費者や投融資先からの信頼を失ってしまうリスクがあります。しかし、リスクを恐れて何もしないという選択をするよりも、まずはSDGsに取り組んでみるという姿勢が大切です。そのためにまずはSDGsを正しく理解することから始めましょう。正しい理解を持ってSDGs経営に取り組むことで、イメージアップや投資家へのアピール、雇用の確保など様々なメリットが期待できます。SDGsを成功させ確実に成果を上げるなら、SDGsコンサルティング会社に相談しましょう。
EMIELD株式会社は、SDGsを軸にしたプロジェクトのご支援で、プロジェクトメンバーの知識量を高めながら企業活性化に向けた取組を進めていきます。それだけでなく、全社員・階層別のSDGsセミナーなども行っています。企業の困りごとに合わせたご提案をしますので、SDGsの取り組みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
~社会課題の推進パートナー~EMIELD株式会社
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電話: 06-4397‐4152
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